採用・教育を後押しする最新助成金まとめ― 中小企業が押さえておきたい活用ポイント ―

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■ はじめに
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令和8年度の厚生労働省予算案が公表され、一般会計は前年を上回る規模となりました。

特に注目すべきは、中小企業の賃上げや人材確保を後押しする支援制度の拡充です。
助成金は事前準備が成果を左右するため、早い段階での情報収集と計画立案が重要になります。


■ 中小企業支援の重点施策(令和8年度)
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今回の予算では、中小企業向け施策として次の5分野が重視されています。

・賃上げ支援および非正規雇用対策
・リスキリングや人材流動化への対応
・人材確保の強化
・多様な人材が働ける環境整備
・女性活躍の推進

人材戦略と直結する内容が中心となっている点が特徴です。


■ 押さえておきたい主要助成金
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【業務改善助成金】
設備投資と賃上げを組み合わせて支援する制度。
賃上げ区分の見直しや対象範囲の調整が予定されています。

【キャリアアップ助成金】
非正規社員の正社員化や待遇改善を支援。
新たに情報開示に関する加算措置の導入が検討されています。

【人材開発支援助成金】
社員教育や職業訓練を支援する制度。
設備投資と連動した支援や、中高年向け訓練の新設が注目ポイントです。

【早期再就職支援等助成金】
中途採用と賃上げをセットで行う企業に対する支援。
採用後の賃金上昇が要件となります。

【人材確保等支援助成金】
賃金制度や職場環境の整備を支援。
賃上げ幅に応じた複数区分が新たに設けられる見込みです。

【65歳超雇用推進助成金】
定年延長や継続雇用制度の導入を支援。
高齢者活用を進める企業にとって重要な制度です。

【特定求職者雇用開発助成金】
高年齢者や障がい者の採用を支援。
ハローワーク経由での採用が基本条件となります。

【両立支援等助成金】
育児・介護と仕事の両立を支援。
代替要員確保に対する助成の拡充が予定されています。

【働き方改革推進支援助成金】
労働時間の見直しや処遇改善を支援。
賃上げと連動した加算措置が強化される見込みです。


■ 建設業における支援の方向性
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建設業では、関係省庁の連携により次のような施策が進められます。

・キャリアアップシステムの活用促進
・ICT導入による生産性向上支援
・技能実習への助成強化
・若年者や女性の定着支援

人材不足が深刻な業界だけに、重点的な支援が続いています。


■ 助成金活用で失敗しないための準備
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助成金は申請前の設計が最も重要です。以下の点を押さえておきましょう。

・就業規則や社内制度の整備
・共通要件と個別要件の整理
・スケジュール管理(計画から受給まで)
・賃上げ原資の確保方法の検討
・補助金との併用可能性の確認

特に、後から対応できない制度が多い点には注意が必要です。


■ まとめ
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令和8年度は、賃上げ・人材確保・教育投資を後押しする助成金が一段と充実する見込みです。

制度の内容を正しく理解し、事前に体制を整えることで、自社に合った支援を最大限に活用することができます。

早めの準備と戦略的な活用を検討してみてはいかがでしょうか。