役員報酬④ 未払計上できるか?

<ポイント>

役員報酬は原則的に日割りでの未払計上はできない。

 

<解説>

 例えば従業員給与を毎月25日に締めて、翌月5日に支給している会社を考えてみましょう。従業員分については当然26日~月末までの分を未払計上できますが、役員報酬はどうでしょうか?

 従業員については労働基準法上、たとえ1日でも(あるいは1時間でも)働けば会社はそれに対して賃金を支払う義務が生じます。一方、役員は労働基準法の適用はなく、準委任契約に基づいて報酬支払いがされます。細かい説明は省略しますが、一定期間の任期を全うしないと報酬請求権が発生しない、つまり会社からすれば報酬支払い義務が発生しないということになります。従って、例示のように26日から月末までは途中段階ですから税務上は未払金を計上できないことになります。

 

●本記事は内容を分かりやすくするため、敢えて詳細な要件などは省略していることもございます。
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